研究ラボ紹介
研究ビジョン
研究室設立の背景
【 2016年10月1日付プレスリリース文 】
株式会社 豊田自動織機(社長:大西 朗)と国立研究開発法人 産業技術総合研究所(理事長:中鉢 良治、以下 産総研、注1)は、10月1日に、産総研 情報・人間工学領域内に「豊田自動織機-産総研 アドバンスト・ロジスティクス連携研究室」を設立いたします。
本連携研究室は、加速的・集中的研究開発実現のために2016年4月に制定された産総研連携研究室制度を活用したもので、産業車両・総合物流システムメーカーとして企業名を冠する初の研究室となります。
近年、少子高齢化に伴う労働力人口の減少、e-コマース(電子商取引)の拡大による多頻度・小口配送、効率・迅速性への対応など、物流を取り巻く環境や改善ニーズは急激に変化しています。特に、IoTや人工知能(以下 AI)などの技術の発展・普及により知能化・自動化された機器による省人化や、多量データを高度に活用した効率的で効果的なオペレーションの実現など、新たなソリューションによって、物流コスト低減等、お客さまの幅広い改善ニーズに応えることが求められています。
そのような中、今回、産業車両・総合物流システムのトップメーカーである豊田自動織機と、ロボット技術や情報技術を長く培ってきた産総研が連携し、先進的な産業車両・物流システム実現を目指すことにいたしました。豊田自動織機の保有する高品質・高性能で環境にやさしい多様な製品の開発力、IoT技術や多くのお客様への導入実績に基づく豊富なデータやノウハウに、産総研の高度なロボット技術、AI、データ・アナリティクスなどを適用することで、車両・機器の自律作業を可能とする知能化・自動化や高度なシステムインテグレーションの技術開発を加速し、先進的なロジスティクス・ソリューションの早期実現につなげ、物流現場の課題解決を図ります。
研究内容としては、次のような領域の共通基盤技術開発、およびそれらのアプリケーション実用化開発に取り組みます。
- 次世代物流ソリューション事業のための研究
- 車両や機器の自律作業実現のための研究
- サービス提案のための研究
【プレスリリース原文はこちら】
連携研究ラボ長あいさつ
当研究ラボでは、物流の近未来を切り開くため、豊田自動織機のトヨタL&Fカンパニーが提供する物流機器の技術やデータと、産総研が保有する高度なロボティクスやデータアナリティクス技術を融合し、物流ソリューション事業の新たなビジネスモデル構築を目指して参ります。
連絡先
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
情報・人間工学領域
豊田自動織機-産総研アドバンスト・ロジスティクス連携研究ラボ
〒135-0064 東京都江東区青海2-3-26 臨海副都心センター 本館3階 3330室
電話 : 050-3522-9637 Eメール : M-alcrl-info-ml*aist.go.jp(*を@に変更して送信下さい。)