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産総研シリーズ「化学物質リスクの評価と管理−環境リスクという新しい概念」 |
中西準子,東野晴行編 丸善株式会社 1,575円(本体価格1,500円) |
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化学物質リスクの評価と管理について、現在CRMで進めている最先端の研究トピックスを取り上げ、出来るだけ分かり易い言葉で表現した。
第1章では、なぜ「安全」ではなく「リスク」を研究するのかという基本理念から研究体制に至るまでをまとめた。
第2章では、CRMのリスク評価研究の最前線のトピックを、第3章では、CRMが開発し、無償で公開している環境中の化学物質の暴露推定モデルと教育用リスク評価ツールを紹介した。
第4章は、座談会であり、今後の日本におけるリスク管理研究の方向性について、課題や教育体制を含む議論が展開されている。 |
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目次
第1章 環境リスク概論−異種のリスクを相対的に評価する 中西 準子
第2章 リスク評価の方法−リスク管理のための定量的評価技術
2.1 はじめに 蒲生 昌志
2.2 発生源の推定 小倉 勇
2.3 有害性評価−毒とは 岩田 光夫
2.4 ヒト健康リスクの相互比較 蒲生 昌志
2.5 社会経済分析の方法 岸本 充生
2.6 生態リスク評価:個体群レベルの評価 林 彬勒
2.7 多種の生物を考慮した生態リスク評価手法 内藤 航
第3章 リスク評価のためのツール−環境の読み書きそろばん
3.1 はじめに 東野 晴行
3.2 大気モデル 吉門 洋
3.3 海域モデル 堀口 文男
3.4 水系暴露解析モデル 石川 百合子
3.5 教育用リスク評価ツール(Risk Learning) 吉田 喜久雄
第4章 日本のリスク管理研究の現状と将来
−米国型か欧州型か、日本の進むべき方向は?
中西 準子/盛岡 通/東海 明宏/蒲生 昌志/岸本 充生/東野 晴行(司会)
あとがき 東野 晴行 |