照射施設

医療用リニアック

がん治療に用いられている医療用の小型リニアックで、高エネルギーX線・電子線を照射できます。水吸収線量の国家標準を開発するために用いています。

γ線照射施設

放射線同位体であるCo-60およびCs-137から放射されるγ線を照射する施設であり、大γ線源照射室および小γ線源照射室があります。
大γ線照射室では特に医療施設や滅菌など工業施設で使用される検出器の校正を、 また小γ線源照射室では放射線防護や環境レベルの線量測定に用いられる検出器の校正を行っています。

X線照射施設

放射線計測器のエネルギー特性を評価するために様々な線質、エネルギー特性を持ったX線を照射できるように2つの照射室があります。1つはエネルギーの高いX線を照射できる中硬X線照射室、他方は低いエネルギーのX線とマンモグラフィX線を照射できる軟X線照射室です。  中硬X線および軟X線のX線管球のターゲットにはタングステンを用いています。 それに対して、マンモグラフィX線は、タングステンの他にモリブデンとロジウムの3つのX線管球があり、切り替えて使っています。 X線管球は、このターゲットに電子線を照射することによりX線を発生させます。 X線発生装置は、管電流が流れることによる電圧降下を防ぐ機能を有しており、電流を変化させても電圧は変わりません。

β線照射装置

放射線同位体であるSr-90/Y-90,Kr-85およびPm-147から放射されるβ線を照射する施設です。主に放射線防護用の計測や校正・試験に利用されています。