当グループの業務として、計量法に定められた特定計量器の型式承認試験や検定、検定に使用される基準となる機器である基準器の検査、国内外の法定計量に関する技術基準の整備などがあります。加えて、比較検査や依頼試験などの検査業務や、計量教習・各種講演会の講師など、多種多様な法定計量業務に携わっています。

1. 型式承認試験：
   体温計（抵抗体温計・ガラス製体温計）、アネロイド型血圧計・タクシーメーターなどの型式承認試験を担当しています。試験項目は、温度試験・湿度試験・耐久試験・電磁環境試験など数十項目あり、適正な計量器の供給のための評価試験を実施しています。

2. 基準器検査：
   当グループでは、温度計・密度計・圧力計などを担当しています。基準器検査には器差検査と構造検査があり、計量法の基準器検査に基づく様々な種類の検査を行っています。

3. 技術基準の整備：
   国内活動として、計量器の技術基準を作成するため、調査研究を行い、各種委員会への提言を行い、JIS制定・改正等に関わる活動をしています。国際活動として、国際法定計量機関（OIML）のTC/SCへ参加し、日本意見を加味した国際基準の作成に努めています。

4. 経済産業省との連携：
   経済産業省と、計量法の整備、改正及び技術基準の制定のために、連携活動を行っています。

5. 計量研修・計量普及活動：
   計量研修センターが実施する教習・講習や業界セミナー等へ、計量に関する専門の知識・技能を有するものとして講師派遣を行う等、計量業界及び地方自治体等へ貢献しています。