工学計測標準研究部門

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  • 音響、超音波、振動の標準器(左から標準マイクロホン、振動ピックアップ、ハイドロホン)

  • マイクロホン音圧感度校正装置(左:可聴域用、右:超低周波用)

  • 正確な音響測定のために用いる無響室

  • 天秤法(左)、カロリメトリ法(右)による超音波パワー校正装置

  • 光干渉法によるハイドロホン感度校正装置と小口径超音波振動子

  • 振動加速度校正装置(左)、衝撃加速度校正装置(右)

当グループでは音響、超音波、及び振動に関する計量標準の開発、維持、供給を行っています。音響標準は、空気中を伝わる音を正確かつ定量的に測定するための基準であり、騒音の評価に不可欠です。音圧を電圧に変換するマイクロホンの感度(音圧から電圧への変換係数)を精密に校正することで、この音響標準を供給しています。超音波標準は水中を伝搬する音波を測定するための基準であり、医用超音波の生体安全性評価に用いられます。音源の出力を表す超音波パワーの校正と、水中用マイクロホンであるハイドロホンの感度校正により標準供給します。振動標準は物体の振動による位置変動を測定するための基準で、法規制された環境振動の評価のために不可欠です。振動加速度を電圧や電荷に変換する振動ピックアップの感度(振動加速度から電圧、電荷への変換係数)校正により標準供給します。

研究テーマ

  1. 人工物であるマイクロホンの特性に依存しない、光学的な音圧測定技術に基づく音響標準の確立を目指し研究を進めています。

  2. 医療、産業で用いられる超音波利用機器の性能、安全性評価に役立つ、超音波音場の精密測定技術の研究開発を行っています。

  3. 単発的で急激な物体の振動を測定するため衝撃加速度校正技術を開発し、移動機械の安全性、耐久性試験に活用しています。

連絡先

グループリーダ:

E-mail: <at> aist.go.jp

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