設立の目的
背景
- 実世界とサイバー空間を融合することにより、新たな価値創造を図るCPSは、5G、エッジコンピューティング、4K/8K映像配信などの普及に伴い、今後ますます重要な社会インフラとして広く浸透していくことが期待されています。
- CPSを可能とするには、高度デジタル化・クラウド・AIの進展が必要です。ムーアの法則が終焉に向かいつつある中、これを持続させるために、ネットワーク・計算資源をプールして、ソフトウエア上で多目的に分配し効率良く活用する仮想化・自動化技術が重要な役割を担っています。これに加えて、やがては、光レイヤーの構成をもソフト的且つ動的に再構成可能とする技術が、肝要となってきます。
- このような動的に再構成可能な光レイヤーを、高い可用性をもって、常に最新の技術で効率的に実現・維持するためには、オープン且つヘテロなエコシステムによって構成される光レイヤーを自由且つ簡便に、統合的な管理でシステム全体として自動運用できる仕組み、すなわち「光レイヤーのユニバーサルな自動化」が不可欠です。
- これが実現されれば、低遅延・広帯域な光レイヤーをユーザーサイドでも運用可能となり、超スマート社会に向けた、光レイヤーの新しいユースケースの創出も期待されています。
- このような観点で、「光レイヤーのユニバーサルな自動化」がどうあるべきかについては、エコシステムに関連するさまざまな立場のプレーヤによる客観的な議論が必要です。
目的
- 本コンソーシアムでは、将来の情報通信産業の持続的発展のために、光レイヤーのユニバーサルな自動化を推進し、新市場創出を促進します。すなわち、以下2つを目的としています。
- 第一の目的: 将来ネットワークの可用性・低コスト性を劇的に向上する、光レイヤーの自動化を可能とするプラットフォームのあり方とその課題を明確にします。
- 第二の目的: 自動化された光レイヤーの新しいユースケースに関連する他業種交流の場を設け、市場の発展に貢献します。