環境調和型ディーゼルシステム共同研究センターは、平成14年度の補正事業(事業規模約50億円)として財団法人日本自動車研究所敷地内に同年8月より建設が開始され、平成15年3月末に竣工を終えたものである。
本施設に導入されている主な設備としては、日本初となる超低濃度排出ガス対応の大型ディーゼル車試験設備(低濃度シャシダイナモメータシステム)及び大型ディーゼルエンジン試験設備(低濃度エンジンダイナモメータシステム)、環境雰囲気温度を−30〜+40℃まで変えて排出ガス性能を測定できる大型ディーゼル車試験設備(環境シャシダイナモメータシステム)がある。また、要素技術設備として排出ガス浄化性能を評価・検証するための触媒反応計測設備、ナノ粒子計測設備、微量有害物質分析設備、健康影響評価設備などが導入されている。
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