材料・化学領域 マルチマテリアル研究部門

代表挨拶

持続性研究会会長の写真
持続性木質資源工業技術研究会 会長
三木 恒久

 当コンソーシアムは、1996年に任意団体として産総研の前身である名古屋工業技術研究所の発起人と中部地域の建材・木工機械メーカー、公設試験所、大学の共同発起人により【持続性木質資源工業技術研究会】として設置されました。 2001年の産総研発足に伴い、産総研が運営するコンソーシアムとして研究会の名称をそのまま引き継いで活動を続けてまいりました。四半世紀が経過して、産総研の会長としては私で3代目になります。 持続性(Sustainability)】は、今日ではビジネスや環境問題を論ずる際に当たり前の言葉となっていますが、25年以上前の本会設置当初は馴染みがない単語であったと思います。 今、【持続性木質資源】を考えた場合、計画的な森林整備・利用によって永続的に活用できる自国資源となることを維持する努力が必要となっています。 そして、この状態にあってこそ、【工業技術】的アプローチを通じて、化石由来資源の消費を削減したり、石油由来素材を代替したりする研究開発が許容されると思います。 SDGsやカーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、サプライチェーン強靭化など単語や表現は時代とともに変化していますが、本会の目指すところは結局変わっておらず常に社会的課題に対して応えていくことです。 引き続き、会員の皆様とともに、情報共有・発信と協働メンバーの拡大を進めていきたいと考えます。

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