地質情報研究部門
層序構造地質研究グループ

グループ員

堆積岩地質を主な対象とした

層序学・堆積学・構造地質学・火山学・古生物学

などを専門とする研究者集団です.



2018-04-20

(グループ長)中江 訓
専門分野は,付加体地質学と微化石層序学です.陸上に露出する付加体やこれに関連する地質体を対象に,島弧地殻の形成・成長過程を読み解くことを目的としています.最近の調査地域は,北上山地,紀伊半島,沖縄など,多地域にわたっています.
原 英俊
主に秩父帯・四万十帯において,付加体の構造発達史を研究しています.特に弱変成作用の特徴を明らかにし,付加体の温度圧力・変成履歴を描くことを試みています.その他,大陸衝突テクトニクスの解明に向けて,タイ・ラオスにも進出中です.
野田 篤
専門は堆積学・堆積地質学です.これまでは海洋表層堆積図の作成にともない,主に現世陸棚〜大陸斜面における堆積物の分布とその堆積作用・海底タービダイトを用いた地震活動履歴の推定・海底谷の地形発達過程などを研究してきました.現在は,陸域地質図の作成を中心に,横ずれ堆積盆や前弧海盆の形成とその埋積過程に興味を持ちつつ研究を進めています.
辻野 匠
新生界,特に第三系の層序を研究しています.層序の構築とともに地史や海底谷の発達過程を明らかにしてきました.地層形成プロセスや層序を規制する要因は多様なものがあり,総合的理解をめざしています.また,細粒堆積物や火山性堆積物にも興味をもっています.比較的理解しているフィールドは北海道と東北日本弧の新生代堆積盆です.
工藤 崇
専門は火山地質学・層序学です.主に東北日本弧の新第三紀〜第四紀の 火山岩・堆積岩を対象として,野外地質調査をベースとした手法により 地域地質層序を確立し,長期的な火山活動の消長や時空間変遷を解明す る研究を行なっています.現在,主に青森県八甲田-十和田周辺地域及び岩手県一戸地域の調査を行なっています.
宇都宮正志
専門は新生代の堆積岩の層序学です.特に石灰質ナノ化石層序を中心とした年代層序に基づき,新第三紀〜第四紀における堆積盆の形成史を理解することを目的としています.主なフィールドは三浦半島,房総半島など南関東地域です.陸域地質図プロジェクトでは房総半島東部の地質図幅を担当しています.
伊藤 剛
放散虫化石層序に基づく,ペルム紀およびジュラ紀付加体の付加過程ならびにジュラ紀付加体の陸化・削剥過程を検討しています.また,日本と中国のフィールド調査によるペルム紀放散虫の古生物学および同時代の古海洋学的研究も行っています.陸域地質図プロジェクトでは,関東北部足尾山地周辺の地質図幅を担当しています.
冨永紘平
リサーチアシスタント
(アシスタント)栗原亜弥
グループ員の研究サポートをしています.

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