脱スパイク化支援技術に関する研究
-雪氷路タイヤの高性能化研究(すべり止め材入りトレッドゴムブロックの圧縮特性と摩擦特性)-

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窪田大/ 広木栄三
1992年3月 北海道工業開発試験所報告 56,21-30

 積雪寒冷地の雪氷路面で使用するタイヤなどの交通関連材は走行時に充分な安全性を確保するために,雪氷路面でのスベリ摩擦係数が高く,耐久性のある材料の開発がどうしても必要である。
 当研究室では昭和60年度以来,インサイドドラム型室内試験機を用いて雪氷路面における各種氷雪路用タイヤの摩擦特性等の研究を行い各方面の方々に利用され現在に至っている。
 本報告はゴム素材に各種繊維素材や充填材などを加えて成形した各種ゴム系複合材料(ゴムブロック)の硬度試験や圧縮試験のほか,試作したターンテーブル型摩擦特性測定装置を用いて氷盤面におけるすべり摩擦特性の実験を行ったので報告する。