スノースパイクタイヤの低公害化技術に関する研究
-第VII章 低公害試作タイヤの走行試験による評価-

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広木栄三/ 鈴木良和/ 窪田大
1989年1月 北海道工業開発試験所報告 48,73-93

 スパイクタイヤによる粉塵公害が社会問題となり,その防止対策について検討されてから数年が経過した。 にもかかわらず,まだその充分な対策がとれず解決には至っていない。 その理由として,技術的な問題ばかりでなく,人間工学を含めた種々の分野の問題がからむため,社会生活になじんだ解決法が取られるまでにはまだしばらくの時間を必要としているように思われる。 その間,少しでも低公害が図れる技術を開発することは,地域のニーズに応える重要な役割であると同時に,車粉防止を技術的に促進させる可能性を開くことに繋がる。
 本研究は,最終年度としてこれまでの基礎的研究成果をふまえて,当所で低公害用として発案,開発したスパイクタイヤを試作し,その性能について評価したものである。 これらの結果について報告する。