酸素と水蒸気による石炭と石炭チャーの流動ガス化

問合わせ ひとつ戻る DB入口へ トップページへ PDF(イメージ)を見る

田崎米四郎/ 千葉繁生/ 弓山翆/ 本間専治/ 北野邦尋/ 武田詔平/ 河端淳一/ 鈴木智
1988年3月 北海道工業開発試験所報告 46,1-5

 石炭から合成原料ガスを製造する場合,ガス化剤には酸素と水蒸気が使用される。 一般的には酸素濃度の増加と共にガス化温度も高くなり,灰の融点以上の高温で行われる気流層ガス化の場合には,純酸素が使われることもある。 流動層ガス化方式のように灰をドライな状態で取り出す場合には,クリンカーが生成しないようにすることが必要で,酸素濃度に制限があり,通常水蒸気で希釈する。
 本研究は,太平洋炭及び,太平洋炭を500℃で流動乾留したチャーを使用して,常圧流動層ガス化におけるガス化剤中の酸素濃度の限界を知ること,及び酸素濃度が生成ガス組成に与える影響を調べることを目的とするものである