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日立-産総研CEラボ

研究テーマ

テーマ3:標準化戦略の立案・施策の提言

研究リーダー
星野 攻(日立)・中林 亮 (AIST Solutions)・神垣 幸志(産総研)

循環経済への円滑な移行には、個社ではなくエコシステム全体での効率的な協調が必要となる。このため本研究は、効率的な循環経済エコシステムの社会実装を可能とするコミュニケーション基盤としてのルールを整備することを目的とする。
上記目的のため本研究では、(1) 現在世界各地域において環境・社会・経済の各レイヤでサイバー・フィジカルの両面から進むCE関連の標準化活動を整理、俯瞰し、産業分野横断の資源再生に機会があるとの仮説を構築した。また、(2) 追加調査により、市場機会及びその実現に資する標準化機会を把握、当該仮説の確からしさを検証した。さらに、(3) 当該仮説及び新たに見出したリユース、リマン等の効果を適切評価する指標へのニーズに対応した標準化項目案を検討、その標準化の場としてISO/TC 323 (Circular Economy) を軸としつつ他の場も含めた案を策定した。併せて、(4) 今後標準化にともに取り組む、業界団体・研究機関・アカデミア等のパートナーとのネットワーキングを進めている。
今後こうしたパートナーとともに、産総研と日立の持つ標準化の既存フットプリントを活かしつつ、標準化項目のリファインを進め提言し、エコシステムの社会実装に取り組む予定である。