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日立-産総研CEラボ

ラボについて

循環経済社会に向けたビジョンの共有と資源循環を支えるイノベーション創生により、
ビジネスモデルの変革を促し、環境や経済の持続的な価値を高めることで
多様なユーザーニーズを実現します

近年、我々を取り巻く環境は大きく変わっています。地球温暖化に伴う海面上昇、自然災害の激甚化、水不足、さらに、産業活動の成長による廃棄物の増大などの環境問題が、今後、より深刻な状態になると想定されます。また、人口の増加や産業の成長によって、天然資源枯渇のリスクが高まっています。
これらの問題を解決するためには、これまでのような大量生産・大量廃棄を前提とする「線形経済」から、資源利用の効率化を追求した「循環経済、サーキュラーエコノミー」への転換が必要となります。

そこで、日立製作所(日立)と産業技術総合研究所(産総研)は、循環経済社会の実現をめざす共同研究拠点「日立-産総研サーキュラーエコノミー連携研究ラボ」を産総研臨海副都心センターに設立しました。
日立と産総研から約40人の専門家を集め、業種を横断したバリューチェーン全体で資源を高効率に利用し合う循環経済社会のあるべき社会像や必要なルール、課題解決策などの共同研究を推進します。

本ラボでは、循環経済社会のグランドデザインの策定として、めざす循環経済の社会像と現状からあるべき姿に移行するための道のり、移行のための方法論とルールのあり方を提示します。また、二酸化炭素排出量などの環境データ等を活用することで、企業の環境レポート作成や低環境負荷な生産スケジュールを作成するデジタルソリューションを開発し社会実装を進めてまいります。さらに、データ収集や活用方法等について、施策提言、日本発のルール形成、標準化を進める予定です。また、共同研究の内容や成果は、オープンフォーラムや提言書などを活用し、社会へ積極的に情報発信することで、サーキュラーエコノミー分野にてグローバルにリード出来るよう、取り組んでいきたいと考えています。

我が国におけるサーキュラーエコノミーの実現に向けた課題

産学官のステークホルダーが循環経済社会への移行に想定される課題を共有し、さらに連携することにより、経済成長を加速する真の循環経済社会を実現します

  • グローバルで多様な市場環境にて、資源循環が足かせとならず、経済成長につながる社会像の共有
  • 環境データの収集・活用による環境価値向上を実現した具体のデジタルソリューションに関する事例の創出
  • グローバルな標準化動向に基づく、日本が不利益とならず、かつ互いの地域性を認め合うルール形成戦略の立案

産総研と日立の新たな協創

産総研と日立の連携・協創により、めざす循環経済社会の姿とその道筋を具体化

産業技術総合研究所
  • サスティナビリティ研究に関するグローバルな実績
  • 環境に関するルール形成・標準化に関するリーダーシップ
Hitachi
  • 先進的なデジタル技術を活用したソリューション・サービス・テクノロジー
  • プロダクト群とその運用に関する豊富なナレッジ
Circular Economy
  • ステークホルダーが一体となり、共有できる循環経済の社会像の立案
  • 現状(As-is)からあるべき姿(To-be)に移行する道のりとその方法論・ルールのあり方の発信

取り組み・共同研究テーマ

各テーマの検討結果を有機的に結び付けて、視野を広げ、視座を高めた検討の深掘りと成果の追求

サーキュラーエコノミー社会の実現

日立-産総研サーキュラーエコノミー連携研究ラボ 概要

循環経済社会のグランドデザイン、それを実現するデジタルソリューションの開発と標準化戦略を立案・施策を提言し、広く社会に発信していきます。

住所

〒135-0064 東京都江東区青海2-3-26
産総研臨海副都心センター

お問い合わせ先

メール M-haistcelab-ml*aist.go.jp
(*を@に変えて送信してください)
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