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2024年8月8日
UNIVERSITY of CREATIVITY と循環型社会を想像するSFプロトタイピングワークショップを共同開催しました。
当ラボのグランドデザインで描く将来シナリオ「サーキュラーエコノミー時代の生活者のスタイル」をさらに深掘りし、サーキュラーエコノミーへの転換の鍵を握る未来の生活者の価値観変化・行動変容の動機を明らかにすることを目的に、想定する2040年に就労層になっている中学生・高校生を対象とした未来構想のワークショップを開催しました。
本ワークショップは UNIVERSITY of CREATIVITYと共同開催し、アミタ株式会社のご協力を頂きながら、聖学院中学校・高等学校様より18名の中高生にご参加頂きました。
当日は、当ラボにて構築した「サーキュラーエコノミー時代の生活者のスタイル」の将来シナリオ動画の世界を舞台に、「SFプロトタイピング」手法を用い、将来のサーキュラーエコノミー社会において利用されるガジェット、新たに生まれるであろう制度や職業を発想していただきました。また、それらが資源の供給源、突然のエネルギー供給ストップ、廃棄物に対して新たに課される税、など未来に想定される様々な社会の問題を乗り越えるストーリーを考案し、そのシナリオを自ら演じてみる(アクティングアウト)、というプログラムを実施しました。
アクティングアウトと共に、その背景となる社会の姿を画像生成AIを用いて可視化することにもチャレンジ頂きました。
4つに分かれたグループワークで、それぞれ「食品ロス削減と共に、食料から繊維や衣服を創り出すことを想定し、不安定な材料供給に備える社会」、「エネルギー供給の限られた離島で、商業施設や電気自動車、停泊中の客船による発電を駆使したエネルギー循環により供給を安定させる」「ハンバーガー店での資源ごみ低減のため、コメ由来の食べられる包装紙やコンポスト活用により食べ残しを次の作物を育てる肥料にする」「入浴客が漕いだ自転車の発電により湯を沸かす銭湯」など、非常にユニークな発想による世界観構築を行い、当ラボで描いた将来社会が多様な方向に拡張されたワークショップとなりました。
学生が画像生成AIを用いて創出した具体的なアイデアの画像(一例)
一連の未来発想を通じて得られたアイデア、観点を、当ラボの将来シナリオの拡充に活用して参ります。
共同開催を頂きましたUNIVERSITY of CREATIVITY、ご参加頂きました皆様には、深く感謝申し上げます。
●関連リンク
サーキュラーエコノミー時代の生活者のスタイル
https://unit.aist.go.jp/hitachi-cecrl/news/2024/240329_2.html
UNIVERSITY of CREATIVITY
https://uoc.world/
アミタ株式会社
https://www.amita-net.co.jp/
聖学院中学校・高等学校、聖学院女子中学校・高等学校
https://www.seigakuin.ed.jp/
https://www.joshiseigakuin.ed.jp/
学校法人聖学院広報センター 公式note
本ワークショップ実施報告記事
https://note.seig.ac.jp/n/n6ef747c1ea29