1957年から4年後の1961年、将来的な地下水資源利用を目的とし、日本水理地質1「木曽川左岸・矢作川および豊川流域水理地質図および説明書,1:100,000」(村下・武居,1961)が発行され、1998年の第41号まで続きます。例として、1966年に発行された図を見てみますと、1957年の図とは、観測ポイント・引用文献・地図上の区分や数値データなどどれをとっても格段の進歩が認められます。1980年代からは、世界の各国で(発展途上国であっても)このような水理地質図が発行されるようになり、地形図や地質図と同様に国土の基盤情報として欠くことのできないものになってきました。そこで、我が国もUN-ESCUPなどを通じて、東南アジアの各国を対象に水理地質情報の整備を支援してきました(Marui, 2009)。 |
|
水理地質図 関東平野西南部
(地質調査所 1966年発行) |