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産総研G-QuATと 名古屋大学・岐阜大学Q-BReDが、連携協定の締結で量子技術の社会実装に向けた連携を強化

発表・掲載日:2025年1月29日

2025年1月21日、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下、産総研)量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター(以下、G-QuAT)と、量子フロンティア産業創出拠点事業(以下、Q-BReD)を連携実施(※)する 名古屋大学未来社会創造機構量子化学イノベーション研究所及び岐阜大学医学部附属量子医学イノベーションリサーチセンターの3者は、量子技術の社会実装についての連携・協力に関する連携協定を締結しました。この協定により、次世代量子コンピュータや量子センサ、量子マテリアルの研究開発および産業化を加速させます。

名古屋大学・岐阜大学は、超伝導エレクトロニクス分野の研究に強みがあります。名古屋大学・岐阜大学と産総研は、これまでも同分野にて連携してきました。その成果を活用して、次世代大規模超伝導量子コンピュータの実現に必須となる超伝導量子デジタル回路の研究を加速し、大規模システムの開発を強力に推進していきます。

また、名古屋大学・岐阜大学/Q-BReDは、原子・分子レベルで量子状態を制御できる量子マテリアルの医療および産業への利活用を推進しています。本協定の締結を契機として、産総研/G-QuATが有する量子センシング・計測技術との新たな連携構築により、革新的な観察技術などの開発や新たな医療・産業の創出を進めていきます。
今後ますます需要が高まる量子技術の産業化の取組みにおいて、相互機関間の協力体制が強化されることにより、新たな技術的展開や市場創出が期待されます。


産総研と、名古屋大学及び岐阜大学を運営する国立大学法人東海国立大学機構(以下、東海機構)は、政府の量子戦略の1つである「量子技術イノベーション戦略(2020年1月21日 統合イノベーション戦略推進会議)」に基づき設立された「量子技術イノベーション拠点(QIH)」に指定され、共に新産業創出に向けた取組みを実施しています。

※Q-BReDは、東海機構の支援を受けて、名古屋大学未来社会創造機構量子化学イノベーション研究所と岐阜大学医学部附属量子医学イノベーションリサーチセンターが実施しています。




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