Qubedについて

Qubedとは

• 量子コンピュータを構成する量子部素材の評価環境を提供
• 高周波・低温・熱・光特性を評価可能なプラットフォームを構築
• 量子部素材の評価基準を明確化し、サプライチェーン確率に貢献

部素材評価サービス

大規模な量子コンピュータの実現には、優れた特性を持つ配線や増幅器、コネクタなど様々な量子部素材が求められています。これら量子部素材のサプライチェーン確率には、その評価環境整備と評価基準の明確化が必須です。量子部素材評価テストベッド（Qubed）は、この量子部素材の高周波・低温・熱・光特性を評価するためのプラットフォームです。この取組を通して、様々な技術を持った企業が量子産業へと参入する際の障壁の撤廃に挑みます。

高周波部品の評価

• タンデム冷凍機によって量子計算機中の環境を模擬し、ケーブル、サーキュレータなどの低温高周波部品の特性を精密評価
• 高周波スイッチを利用し、4Kから300Kまでの任意温度で校正されたマイクロ波測定を実現
• 26.5GHzまでの周波数でSパラメータ測定・タイムドメイン解析などが可能
• 最大8ポートの高周波システムで複数のマイクロ波コンポーネントを同時に測定可能

その他計測ソリューション

• 高周波基盤材料を構成する誘導材料・金属材料の高周波材料パラメータを極低温下で評価
• 磁気特性・熱特性など極低温下の物性パラメータを評価
• その他、量子部素材用の評価法を独自開発

希釈冷凍機・量子ビット制御装置について

• 量子デバイス・量子コンピュータの研究開発に必須となる実験環境設備
• 測定対象量子デバイスの規模に応じた実験設備のラインナップ
• 最大1000量子ビットに対応した超大型希釈冷凍機と大規模制御装置

極低温評価テストベッド

超伝導量子ビットをはじめとする量子デバイスの評価には、絶対零度に近い極低温環境設備や、ナノ秒オーダーでマイクロ波パルスを精確に制御する装置など、高額な実験設備投資と同時に高度な専門知識・技術が求められます。これらの要件はこの分野への新規参入の障壁を高め、量子産業の活性化を阻む一因となっています。極低温評価テストベッドでは、この障壁を取り除くため、量子デバイスの冷却に不可欠な希釈冷凍機システムと、冷却後のデバイスを周波数・時間の両領域で精密評価できる量子制御装置を備えた実験環境の提供により、産学官連携のもと、本テストベッドを通じて量子産業の活性化と発展に貢献します。​

利用可能な希釈冷凍機

• Bluefors社製 超大型希釈冷凍機 KIDE​​
• Bluefors社製 大型希釈冷凍機 XLD 1000SL ボトムロード仕様​​
• Bluefors社製 大型希釈冷凍機 XLD 1000SL​​
• Bluefors社製 中型希釈冷凍機 LD 400 光学窓付仕様​​
• Bluefors社製 中型希釈冷凍機 LD 400​​
• Formfactor/JANIS社製 大型希釈冷凍機 JDRY-500​​
• Maybell Quantum社製 大型希釈冷凍機 The Big Fridge​​

量子ビット制御装置

• Keysight社製 QCS 1000量子ビット制御仕様​
• Keysight社製 QCS 256量子ビット制御仕様​
• Keysight社製 QCS 100量子ビット制御仕様​
• Quantum Machines社製 OPX1000 100量子ビット制御仕様​
• Quantum Machines社製 OPX+ and Octave 他

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