文部科学省科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成」事業を実施し、
つくば市に拠点を置く6研究教育機関(物質・材料研究機構、森林総合研究所、
産業技術総合研究所、筑波大学、農業・食品産業技術総合研究機構、
農業環境技術研究所)が、科学技術分野における男女共同参画社会の実現へ向けた
連携の推進を目的として、9月8日(火)、つくば国際会議場において
合同シンポジウムを開催しました。
岡島敦子・内閣府男女共同参画局長、福地伸・茨城県理事兼科学技術振興監、
市原健一・つくば市長、川端和明・文部科学省基盤政策課長による来賓挨拶の後、
神田紅氏(講談師)と小川美奈氏(宇宙航空研究開発機構)による特別講演を
行いました。女流講談師の草分けとして入門した際の苦労話や講談、
月探索衛星「かぐや」打ち上げの際の24時間勤務体制におけるメンバー間の
サポート意識など、大変、参考になる内容でした。
28機関が参加したポスターセッションをはさみ、6機関の長による
パネルディスカッションを行いました。男女共同参画に関する問題意識、
各機関における理念や具体的な取り組み方針などについて、理事長や学長が
自らの言葉で述べ、また質問にも熱心に回答しました。
パネルディスカッションの最後に、共同宣言「6研究教育機関による
男女共同参画宣言」を、野間口理事長より発表しました。
自治体、機関の男女共同参画の関係者、一般の方々など約300名の参加者があり、
報道機関による取材も入るなど、この問題に対する関心の高さがうかがえました。
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