MOCOについて
コンソーシアム設置目的
ものづくり創造コンソーシアムは、機械工業におけるものづくりに関連する産学官のステークホルダーが一堂に会す場を提供し、情報共有や議論を行うこと通じて、次世代ものづくりの創造につながる共通基盤技術課題を抽出し、解決策を提案することで、様々な業種・業態の企業間連携を図り、我が国製造業の産業競争力の維持・強化に貢献することを目的とする。
ものづくり創造コンソーシアム設置背景
海外のものづくりにおいては、AI・ロボット・産業データ等を活用した工場のスマート化・自動化とともに、サービス化・プラットフォーム化といった製造業の業態変化が急速に進みつつある。その傾向は、製造業の技術革新を牽引してきた欧米だけでなく、新興国においても広く受け入れられつつある。これに対応するために、各国では、大学と公的研究機関が密に連携した「ものづくり拠点」が、産学官連携の要として研究開発と人材育成を推進している。一方、我が国では、個々の民間企業の高い技術力に支えられた研究開発が主であり、共通基盤的な技術の構築が難しく、さらに、大学における製造分野の講座数が減少し、ものづくり基盤技術の維持・強化が困難になりつつある。そこで、このような日本の状況を反映し、AI・ロボット・産業データの活用を主体としたものづくり基盤技術の研究開発と人材育成について産学官が連携して取り組むための日本独自のものづくり拠点を形成する必要性が高まっている。
ものづくり基盤技術のスコープ
「ものづくり基盤技術」とは、工業製品の設計、製造又は修理に係る技術のうち汎用性を有し、製造業の発展を支えるもの(ものづくり基盤技術振興基本法)である。本コンソーシアムでは、ものづくりに係る技術として、上記「ものづくり基盤技術」を包含し、エンジニアリングチェーンに関わる製品、工程、設備、製造ラインの設計や、種々の加工技術(切削・研削・研磨・レーザ・放電・電解・プレス・鍛造・鋳造・射出成形・積層造形・溶接・スプレーコーティング、めっき等)、センシング、搬送、組立、検査技術(AI等の自動化技術含む)までを議論の対象とする。
コンソーシアムご案内
組織図・役員
役員 | 組織図 | |
---|---|---|
会長 | 三宅 晃司 | ![]() |
産業技術総合研究所 製造基盤技術研究部門 研究部門長 | ||
副会長 | 増井 慶次郎 | |
産業技術総合研究所 次世代ものづくり実装研究センター 研究センター長 | ||
幹事 | 髙本 仁志 | |
産業技術総合研究所 次世代ものづくり実装研究センター 総括研究主幹 | ||
幹事 | 栗田 恒雄 | |
産業技術総合研究所 次世代ものづくり実装研究センター 研究主幹 | ||
監査役 | 花田 幸太郎 | |
産業技術総合研究所 次世代ものづくり実装研究センター 総括研究主幹 |
事業概要
事業概要 | |
---|---|
ものづくりに係る情報収集と発信 | 国内外の取り組みや関連情報の収集と会員間での共有を行う。 |
交流機会の形成 | 外部講師(国内外の研究者や実務家)の招聘や、産総研の研究者による講演・技術セミナー、ものづくり技術に係る講演会・ワークショップを開催する。 |
ニーズとシーズのマッチングと橋渡し | 会員間の協働、国内産学官の協働、海外との連携構築、プロジェクトの共同提案等を行う。 |
ワーキンググループによる共通課題の抽出 | 産総研や会員が強みを有するトピックス・技術領域についてのワーキンググループを形成し、共通課題の抽出を行う。 |