広島県立総合技術研究所
西部工業技術センター
材料技術研究部
■ウェブサイト:https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/27/
■ TEL:0823-74-1151
■ FAX:0823-74-1131
■ 所在地:
〒737-0004 広島県呉市阿賀南2丁目10番1号
技術相談
〈 相談無料 〉 材質調査・異物混入など、製品トラブル全般の調査相談
技術支援
保有機器の設備利用(顕微赤外分析装置、EDX、蛍光X線、材料試験機など)
依頼試験による成績書作成、「ギカジ」:技術的課題解決支援事業
研究開発
受託研究・共同研究及び県予算による研究など
お困りでは
ないですか?
製品に異物が混入しているようだが、
何なのかわからない
様々な専門機器で解析を行い、
異物を特定します
不良品が出てしまったが、
原因がわからず困っている
正常品と異常品の比較調査を行い、
原因を究明します
利用を考えている材料が、
工業基準を満たしているか知りたい
数値的な評価を行い、
報告書を作成します
製品にどの時点で異物が混入したのか、
材料から詳しく調べたい
様々な可能性を考慮し専門機器で
徹底的に調査を行います
新製品を開発したいが材料選定や
設計に不安がある
構造設計や数値評価を伴った
材料選定をサポートします
年間100件以上の「お困りごと」を解決
広島県内の中小企業や事業者の皆さんの技術相談や新製品開発、生産技術の高度化など、課題解決につながる研究開発や、技術支援などを行っています。特に、自動車関連や電子機器関係の部品を作っている中小企業の方から「プラスチック部品の不良の原因がわからない」「異物が入ったようだが、どの段階で何が入ったのか見当がつかない」とご相談を受けることが多く、光学顕微鏡で見ることからスタートし、赤外分析装置、EDX(エネルギー分散型X線分析)や蛍光X線装置などを利用して、詳しく原因を調査していきます。埃、ごみの混入が想定される場合や、製品の変色、光沢不良から異物混入が疑われる場合など、正常品と異常品を比較しながら、原因を究明していきます。ケースバイケースではありますが、ご予約をいただいて来所され、1時間程で原因の目安がつく場合も多くあります。もちろん、食品など工業部品以外でも支援を行っており、事例に応じて他センターと連携をしながら、課題の解決をいたします。
また、納入する製品の仕様や規格を満たしているか自社では調べることができない企業の方のために依頼試験を行ったり、製品を持ち寄った企業さん自ら保有設備を利用していただくことも可能です。
「イノベーション」へ踏み出す中小企業のお隣に
イノベーションや新製品開発について、「アイデアはあるけれど、どう進めたらいいかわからない」「実現するまでに必要な設備がない」という声をよく伺います。西部工業技術センター 材料技術研究部には、専門の研究員や専門の機器があり、また、センター内で解決できない場合は、他センターとの連携・ご紹介も可能です。生産技術の高度化やアイデアの製品化など、新たな一歩に踏み出す中小企業との協業・共創をお待ちしています。
日本製品のクオリティを支える「品質管理」
自動車関連に限らず、世界で知られる日本製品の高い品質を支えてきたのは、製品の「品質管理」です。広島県は日本屈指のものづくり県ですが、「出荷後にトラブルがあり返品された」という場合、たとえ中小企業であっても、「きっとこうだろう」という憶測ではなく、しっかりと原因を究明し、製品の品質を担保できる体制を整える必要があります。大企業であれば、研究所が常設され自社内で解決できるかもしれませんが、中小企業ではそうはいきません。私たち西部工業技術センター 材料技術研究部を、皆様の「どうしよう、困った」に寄り添う「社外ラボ」として、お役立てください。
具体事例
ハート形状のレモン用型枠を開発!
形状が揃って作業効率もアップ
三原農業協同組合 柑橘事業本部
新しいハートレモン用型枠の開発支援
相談内容
これまで使っていたハートレモン用型枠は壊れやすく、設置の手間が多いため、改良型を作る必要があった
支援内容
- 軽量かつ必要強度での構造設計
- 作業効率に優れた形状設計 材料選定
「どうして?」
「困った!」
まずはお気軽に
お電話・メールから
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