シリコンゴムの熱分析時での加熱過程における黄変温度の評価

事例No.

TS-0010

概要

加熱による黄変挙動を把握する一例として、示差熱熱重量同時測定装置(TG/DTA)での同時試料観察測定により、シリコンゴムの黄変挙動を評価した。

お困りごと・要望

シリコンの熱分解温度は把握しているが、どの程度の温度まで黄変していないのかを簡易的に把握したい

事例提供機関

(地独)鳥取県産業技術センター 電子・有機素材研究所
有機材料グループ山本智昭

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事例に関するお問い合せ

サンプル

シリコンRTVゴム

分析方法

示差熱熱重量同時測定装置(TG/DTA)での同時試料観察測定を行い、シリコンゴムの試料画像の変化から黄変挙動を評価した

分析結果

シリコンゴムのTG-DTA分析での試料観察により、色度の黄色方向を示すb*値は、約230℃(重量減少率:約0.2%)付近からが増加していき、約320℃(重量減少率:約1%)でのb*値は13.1で黄変しており、シリコンゴムの黄変挙動を簡易的に把握することができた。

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