セルロースナノファイバーのマクロ分散性評価
事例No.
OK-0045
概要
ゴムやプラスチックに複合化したセルロースナノファイバー(CNF)のマクロな凝集を定量的に評価する。
お困りごと・要望
広範囲でCNFの分散性を評価し、観察エリアによる誤差を低減したい。
事例提供機関
サンプル
分析方法
一般的なドキュメントスキャナを用いて解像度600 dpi (dot per inch)でゴムシートの画像を取り込み、プログラミング言語Pythonと画像処理ライブラリOpenCV2を使用して、スキャン画像からCNFの凝集塊の面積の合計値が複合材の全面積に占める割合を求めた。
分析結果
コメント
スキャナによって広範囲(シートの全体)を画像化するため、シートの全体を分析対象とできる。混練物のほぼ全量を使用すれば、混練に使用したCNF全てがカウントできることとなり、従来法のような観察範囲により生じるばらつきは問題とならない。
適用可能な材料
複合材料(ゴム)