プラスチックへの遊離有効塩素の浸透性の評価

事例No.

OK-0029

概要

遊離有効塩素のプラスチックへの浸透性とその影響を明らかにする。

お困りごと・要望

塩素劣化のメカニズムを知りたい。遊離有効塩素による材料への影響を知りたい。

事例提供機関

サンプル

市販のプラスチックシートを、pH 4.5および10に調整したNaOCl水溶液に50℃で浸漬したサンプル。

分析方法

電子プローブマイクロアナライザ(EPMA)でサンプル断面のCl元素の分布を測定。

分析結果

プラスチック材料の内部に浸透・拡散するのは非解離型の次亜塩素酸。浸透と外観変化に相関。

関連装置

コメント

参照:「OK-0025: ゴムの内部への遊離有効塩素の浸透性の評価」、「OK-0026: ゴムの塩素劣化現象の形態観察」、「OK-0027: ゴムの劣化層が材料強度に及ぼす影響の解明」、「OK-0028: パルス法NMRによる硬化劣化層の検出」、「OK-0030: 次亜塩素酸が形成する劣化層の厚さの予測」、「OK-0031強度劣化を予測するための力学試験」

適用可能な材料

プラスチック一般