ナノフォーカスX線CTによる樹脂添加剤の分散特性の解析

事例No.

HW-0011

概要

ナノフォーカスX線CTにより樹脂の繊維分布を撮影し、3次元データをソフトウェアで数値化し比較した。

お困りごと・要望

炭素繊維やガラス繊維より樹脂との密度差の小さいセルロースナノファイバーの分散状態を観察したい。

事例提供機関

広島県立総合技術研究所西部工業技術センター
材料技術研究部

研究者・グループ名鑑

事例に関するお問い合せ

サンプル

セルロースナノファイバー分散樹脂

分析方法

1mmφ以下の試料の断層像を撮影し、ExFactVR2.1で可視化した。
撮影条件
ターゲット:Cu; 管電圧:40kV; 管電流:30mA; レンズ:L0270(最高分解能); Binning:2; Voxelサイズ:0.6μm; プロジェクション数:2,400枚; 露光時間:30秒/プロジェクション; 再構成ソフトウェア:㈱緑野リサーチTomoshop; 可視化・計測ソフトウェア:日本ビジュアルサイエンス㈱ExFactVR2.1

分析結果

1,024×1,024pixel×1,024枚の断層像が得られた。
これをExFactVR2.1でVolume Rendering等に表示し、セルロースナノファイバー束の立体分布を可視化した。