原子間力顕微鏡によるPET樹脂表面形状評価

事例No.

HW-0008

概要

ポリエチレンテレフタレートの表面改質処理効果を原子間力顕微鏡により評価した。

お困りごと・要望

表面形状の特徴評価を行いたい。

事例提供機関

広島県立総合技術研究所西部工業技術センター
材料技術研究部

研究者・グループ名鑑

事例に関するお問い合せ

サンプル

分析方法

分析方法:原子間力顕微鏡(AFM)、タッピングモード
分析試料:市販のPETフィルム(as recieved)及びそのプラズマ表面改質処理フィルム(after Plasma Processing)

分析結果

AFMの画像データからその形状を特徴づけるパラメータの抽出について検討し、いくつかの有効なパラメータとその抽出法を得た。縦(高さ方向)は高さの分布と表面粗さで、横(面)方向は平均ピーク間距離で特徴づけることができた。

コメント

材料表面の形状を画像でなく少数のパラメーターで特徴づけ比較したい要望に対し、縦方向(凹凸)は高さの分布の統計量(モード、平均粗さ等)で特徴づけることができた。また、水平方向(ピークの平面分布)は自己相関関数を用いて特徴づけられる可能性を示した。

適用可能な材料

表面処理されたフィルム・シートなどの材料(無機・有機物を問わない)