ポリ乳酸樹脂の性能向上

事例No.

HW-0001

概要

ポリ乳酸の高性能化のため、結晶核剤の使用と射出成形条件の最適化を行った。

お困りごと・要望

ポリ乳酸成形品の耐熱性が低い

事例提供機関

広島県立総合技術研究所西部工業技術センター
材料技術研究部

研究者・グループ名鑑

事例に関するお問い合せ

分析方法

荷重たわみ温度により耐熱性を評価した。
成形品の熱処理温度・熱処理時間と耐熱性の関係、結晶核剤を添加したPLA射出成形品における金型温度と冷却時間を変化させたときの耐熱性との関係を明らかにした。

分析結果

適切な結晶核剤の使用により、ポリ乳酸の結晶化を促進させ、耐熱性の向上ができた。
無添加ポリ乳酸の成形では、耐熱性を付与するためには金型温度110℃、冷却時間15分が必要だったが、タルク2%添加により同90℃、5分での成形が可能となった。

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