プラスチック部材の複屈折イメージング
事例No.
AC-0052
概要
プラスチック製品内部の残留応力や配向状態を簡便に可視化する方法として複屈折観察が知られている。
位相差の情報と複屈折方位の両方を定量イメージング可能な装置を用いることで、射出成形部材のような厚みのある試料内の分子配向分布を可視化した。
お困りごと・要望
射出成形体内の配向分布を可視化したい
事例提供機関
サンプル
分析方法
複屈折イメージング装置を用いて射出成形体内の複屈折分布を可視化した。
分析結果
PLA射出成形体とPS射出成形体を複屈折イメージングで撮影した。
どちらの射出成形体も成形時の樹脂流動時の分子配向が残留しており、複屈折性を示した。
リタデーション分布では、PLAに比べてPSの射出成形体内で高いリタデーションが観察された。
ゲートから近い位置や流路断面積が縮小する領域では高いリタデーションを示すが、ゲートから遠くなるにつれてリタデーションが低下する様子が見られた。
また、進相軸分布はPLAでは流動方向と垂直を、PSでは流動方向に平行な分布をそれぞれ示しており、材質の種類による特徴(固有複屈折の符号)の違いを可視化できた。
関連装置
2次元複屈折評価システム(Photoron、WPA-200L)
射出成形機(ソディック、LP10EH3)
コメント
透明材料中の残留ひずみや分子配向の分布を複屈折として可視化し、定量的に評価する技術です。
適用可能な材料
透明材料であれば適用可能


