2023年度なのセルロース工房講演会
開催趣旨
セルロースナノファイバー(CNF)は、軽量・高強度・低熱膨張性など様々な優れた特性を有しています。そのため、構造材料・高強度材料・電子材料・光学材料・透明材料として、自動車・建築材・タイヤ等のゴム製品・ディスプレイ等の電子デバイス・ボールペンなどの日用品等、様々な製品への利用が期待されています。また、植物から抽出可能な天然資源です。そのため、食品・化粧品等への利用も可能であり、広範囲な分野で利用されることが期待される新素材です。
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 機能化学研究部門では、企業の皆様と一緒にセルロースナノファイバー(CNF)を使いこなすことを目標に、「なのセルロース工房」を設立運営しております。この度、「なのセルロース工房」での最新の取り組みと研究成果をご紹介するため、リアルにて講演会を開催する運びとなりました。またご来場頂けるお客様との交流等を目的とした懇親会も開催いたします。セルロースナノファイバー(CNF)の利活用にご関心をお持ちの皆様のご来場をお待ちしております。
(以下ご参考)
なのセルロース工房の概要については、以下のWEBページにて公開しております。
(https://unit.aist.go.jp/chugoku/ncs/)
昨年の講演の一部を以下のWEBページにて公開しております。
(https://www.youtube.com/playlist?list=PLAX-hF7Z8bLtxZoCyEjxN-io2jQEVkrcS)
開催概要
| 日時 | 令和5年12月13日(水)講演会 13:00開演(12:30受付開始) 懇親会 17:30開始 |
|---|---|
| 場所 | 東広島市芸術文化ホール くらら 小ホール 〔広島県東広島市西条栄町7-19〕
|
| 参加費 | 講演会:無料 懇親会:有料(1名様5,000 円) ※くらら2階「ソラオト」にて開催 |
| 定員 | 講演会 150名 懇親会 70名 *申し込み多数の場合は、ご希望に添えない場合がございます。予めご了承ください。 |
| 主催 | 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 機能化学研究部門 |
ご案内・プログラムはこちらからご覧ください。[ PDF: 106 KB ]
お申し込み方法
下記の方法にてお申し込みください。
申込締切:令和5年12月11日(月)まで延長いたしました。
◆WEBからの参加申込み
下記の申込フォームに、必要事項を記入いただき、送信してください。
⇒ 申込フォーム
*締切日を過ぎましたので、募集を終了いたしました。
お申し込みありがとうございました。
※申込フォームにおいて記入いただく個人情報の取り扱いについては、当イベント開催に関する対応・アンケートならびに弊所が主催するイベント開催案内のみに利用させていただきます。
また、個人情報は国立研究開発法人産業技術総合研究所個人情報保護規程に基づき、適正な管理を行っております。
お問合せ先
本件に関するお問合せ先
「なのセルロース工房 講演会」事務局
(産業技術総合研究所 中国センター 産学官連携推進室)
電子メール:M-c-seminar-ml#aist.go.jp(#を@に変更して送信下さい)
電話:082-420-8245
[次第] (敬称略)
12:30 【受付開始】
13:00 【開会の挨拶】
産業技術総合研究所 中国センター 所長 兼 機能化学研究部門長 佐藤 浩昭
13:05 【特別講演1】
「TEMPO酸化セルロースナノファイバーの市場価値創出を目指して」
花王株式会社
テクノケミカル研究所 主席研究員 熊本 吉晃 様
(プロフィール)
循環型社会適用を目指し抄紙技術を応用した「紙ボトル」の開発、同じく抄紙技術を使い鉄粉とパルプ繊維の複合材料(蒸気温熱シート)、2007年よりCNFの魅力に取り憑かれ、応用研究をスタートして16年が経ちました。これまでの開発経緯についてお話したいと思います。ご参考になれば幸いです。
13:50 【講演1】
「木そのものを直接糖化発酵した新しいお酒 〜国内林業の起爆剤となる新産業創出を目指して〜」
国立研究開発法人 森林研究・整備機構
森林総合研究所 森林資源化学研究領域
微生物工学研究室 主任研究員 大塚 祐一郎 様
(プロフィール)
2006年12月より森林総合研究所に勤務。2013-2014年米国バージニア工科大学客員研究員(併任)。木材成分の微生物による分解過程の研究、代謝工学技術を応用した木材からの有用物質生産システムの開発に従事。木材の微生物分解を研究する過程で、木材を丸ごと発酵可能にする技術を開発する。木材の高付加価値化を目指して、世界初の木を直接発酵して造る「木の酒」の製造技術開発を開始。
14:15 【講演2】
「ナノセルロース材料化のための基盤技術開発の概要」
産業技術総合研究所
機能化学研究部門 セルロース材料グループ
研究グループ長 榊原 圭太
(プロフィール)
2008年3月 京都大学大学院農学研究科博士後期課程修了 博士(農学)。オーストリアBOKU、物質・材料研究機構での博士研究員を経て、2011年京都大学化学研究所助教。2020年4月に産業技術総合研究所入所、2022年11月より現職。専門はセルロース化学、木材化学、高分子材料設計化学。機能性と資源循環性の両立に資するナノセルロース複合材料の製造・利用に関わる基盤技術の開発に従事する。
14:35 【休憩】(コーヒーブレイク・ポスター展示)
15:05 【特別講演2】
「バイオプラスチックの成形加工へのセルロースナノファイバーの効用」
国立大学法人 京都大学 大学院
工学研究科 教授 学術研究展開センター理工系部門長 大嶋 正裕 様
(プロフィール)
2023年4月~現在 京都大学 学術研究展開センター 理工系部門長 兼任
2021年4月~2023年3月 京都大学 国際高等教育院 化学教室 教授 兼任
2018年4月~2021年3月 京都大学 工学研究科研究科長、工学部長、副理事
2001年11月~現在 京都大学 大学院工学研究科 化学工学専攻 教授 1994年4月~1996年3月 宮崎大学 工学部情報工学科 助教授
1986年4月~1994年3月 京都大学 工学部化学工学科 助手
15:50 【講演3】
「農業系廃棄物からのセルロースの回収とその利活用」
トレ食株式会社
トレ食 Labo. 研究主任 石丸 裕也 様
(プロフィール)
2023年3月に北海道大学大学院総合化学院博士後期課程を修了し、博士(工学)を取得。その後、福島県南相馬市を本社とし、北海道大学認定スタートアップ企業であるトレ食株式会社に入社。弊社は、農作物非食用部からセルロースやタンパク質を抽出し有効活用する企業である。今年度からは得られたセルロースの特性評価とその高付加価値化を目指し、産総研と共同で技術開発を行う予定である。講演会では、弊社事業内容である農業系廃棄物からのセルロースの回収を主に説明する。
16:05 【講演4】
「セルロースファイバーへのゴム接着技術と衝撃強度の向上」
レジナス化成株式会社 技術開発部 菅 崇大 様
2017年 秋田大学大学院 環境応用化学専攻 修了
同年 株式会社クレハ 入社
~2019年 ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂の重合
~2023年 ポリグリコール酸(PGA)樹脂の開発および新規用途探索
2023年~ レジナス化成株式会社 出向
・解体性接着剤の開発
・ゴム接着セルロースファイバーの開発
16:20 【講演5】
「ソルガムを使用した循環モデルの構築」
豊田鉄工株式会社
第1開発部 材料開発室 主担当員 中山 竜介 様
大学院修了後、豊田鉄工に入社。自社の主要製品である自動車骨格部品の生産準備業務に従事、その後、先行開発業務に携わる。
自社では「新たなるチャレンジ」として、完全人工光型植物工場による野菜の栽培や、小型モビリティの開発等を行う中、近年、新たにソルガム穀物の有効活用開発にも着手。地域特性を活かした持続可能な循環システムを構築するべく開発チームメンバーに立候補し現在に至る。
16:35 【講演6】
「ナノセルロース材料化に貢献するデータ駆動型技術の開発」
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
機能化学研究部門 セルロース材料グループ 研究員 中山 超
2020年3月北陸先端科学技術大学院大学マテリアルサイエンス研究科博士後期課程修了。博士(マテリアルサイエンス)。スウェーデン・チャルマース工科大学およびヴァレンベリ木材科学センター(兼務)博士研究員を経て、2022年より産業技術総合研究所研究員。専門は高分子劣化、複合材料、分光分析、データサイエンス。これまで、機能性シルク素材の劣化機構解明やセルロース、ヘミセルロースの構造解析、データ駆動型アプローチによるバイオベース材料設計の開発に従事し現在に至る。
16:55 【閉会のあいさつ】
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 機能化学研究部門
セルロース材料グループ 研究グループ長 榊原 圭太
17:30 【懇親会】
お願い事項
駐車場について
会場となる「東広島芸術文化ホールくらら」の指定駐車場をご利用いただけます。(※2時間まで無料です)
詳細は、「東広島芸術文化ホールくらら」公式ホームページにてご確認ください。
会場内での撮影・録音について
会場内での撮影・録音は禁止とさせて頂きます。
開催中止・中断について
諸事情により開催中止やプログラムを予告なく変更する場合がございますので、予めご了承ください。
開催中止の場合は、登録いただいたメールアドレスへのご案内、当センターウェブサイト上にて掲載いたします。
懇親会について
アルコール類が提供されますので、公共交通機関でのご来場等、飲酒運転防止へのご配慮をお願いいたします。
そのほか注意事項
産総研の広報活動を目的として、イベントのようすを写真や動画等で撮影することがあります。その他の目的に使用することはありません。