研究戦略本部

CCUS実装研究センター

Integrated Research Center for CCUS Implementation

合成燃料製造・評価研究チーム

概要

合成燃料製造・評価研究チーム紹介

低炭素社会の実現に向け、再生可能エネルギーを利用した二酸化炭素の再資源化を目指し、触媒・反応工学・電気化学をベースとした研究開発を実施しています。 現在、回収した二酸化炭素と再生可能エネルギー由来の水素等を原料として合成燃料(メタン、LPG、e-fuel等)を高効率に製造・利用するための新規触媒、材料およびこれらを用いた反応システムの開発を行っています。

研究課題

e-メタン合成プロセスの概念図
e-メタン合成プロセスの概念図

気体合成燃料(e-メタン)の一貫製造技術開発

  • 総合的エネルギー変換効率が90%程度となる「SOEC共電解とメタン等気体燃料合成」の
    一貫プロセス基本設計済み
  • 共電解セル高性能化に資する材料およびプロセス技術を確立
  • メタンを含む気体燃料の組成制御技術開発を実施中
  • LPG合成用ベンチ試験装置
    LPG合成用ベンチ試験装置

    グリーンLPG合成

  • CO2からダイレクトにグリーンLPGを製造するための触媒プロセスを開発
  • 低温・低圧条件下で作動する世界最高性能を有する触媒開発に成功
  • コンテナサイズにパッケージング化を実施中
  • 10kw級FTベンチ試験装置 CO2から製造した液体合成燃料

    10kw級FTベンチ試験装置(左)
    CO2から製造した液体合成燃料(右)

    液体合成燃料(e-fuel)一貫製造技術開発

  • SOEC共電解とFT合成を組み合わせたエネルギー効率の高い液体合成燃料製造方法を確立
  • CO2と水から液体合成燃料を一貫製造する10kw規模ベンチプラントを開発し、
    日本で初の連続運転に成功
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