「体験しよう!不思議な神経の世界」
内容
体中に張り巡らされた神経系は、筋肉を動かす信号を送ったり、外から刺激を感知するなど、動物の基本的な機能を維持するために重要な役割を果たしています。しかし、基本的な神経の機能、形、分布を教科書の中で知識として学んでいても、日常生活を送る中でこれを実感することはありません。そこで、神経の中で重要な役割を果たしているイオンチャネルや受容体の活性を電気生理学的に測定し、身近に存在する香辛料によって、その活性が制御されることを体験してもらいます。また、マボヤ胚の感覚器を観察することで、胚発生中の神経の形および分布を観察してもらいます。以上の体験を通して、受講生に神経についてより深い理解を促します。
開催日時・場所
日時:2021年11月28日(土)9:00-17:30
場所:産業技術総合研究所つくば第6事業所6−10棟
〒305-8566 茨城県つくば市東1-1-1
募集対象・人数
高校生(1−3年)・15人
参加費
無料(昼食にお弁当を用意します。)
参加申込
本イベントは終了しました。
お問い合わせ
産業技術総合研究所 バイオメディカル研究部門
稲垣英利
TEL:029-861-6607
e-mail: h-inagaki
aist.go.jp
※@マークは画像に変換しておりますので、ご了承ください。
スケジュール
9:20〜9:40
開講式(挨拶・オリエンテーション 講師:稲垣英利)
9:40〜10:10
講義@「実験モデル生物(マボヤ)の紹介と神経系の発生について」(講師:大塚幸雄)
10:20〜12:00
実験・実習@「マボヤ感覚器の染色と観察」
12:00〜13:00
昼食・休憩(お弁当を手配)
13:00〜13:30
講義A「イオンチャネルや受容体を経由した神経での情報の伝わり方」(講師:稲垣英利)
13:30〜14:00
講義B「神経活動を担う役者達の素顔を知るには?」(講師:久保泰)
14:00〜14:30
実験・実習A「香辛料成分の粗抽出」
14:30〜15:30
クッキータイム及び大学院生・講師との交流
15:30〜16:30
実験・実習B「イオンチャネルおよび受容体の活性の電気生理学的測定」
17:00〜17:20
修了式(未来博士号授与等)