IoTセンサへの電源供給を実現する技術
ー 湿度変動電池の研究開発 ー
研究のねらい
IoTの普及のためには、さまざまな場所に設置されたIoTセンサに安定的に電源供給を行う技術が不可欠です。
そのために、昼夜の湿度変化を利用して発電する湿度変動電池の開発に取り組んでいます。
ほとんどの場所で昼夜の湿度変化は発生するため、場所によらず安定した電源供給ができると期待されます。
主な成果
3.5 cm角の湿度変動電池で、最大出力2 mW、実際の屋外環境での平均出力17 μWを実現しています。
また、湿度変動電池の電力を利用しやすくするための昇圧回路や蓄電回路の開発も行っており、これらを組み合わせることで、湿度変動電池で駆動するワイヤレスセンサも開発しました。
現在、実用化に向けて寿命を延ばすための研究を行っています。
また、湿度変動電池の電力を利用しやすくするための昇圧回路や蓄電回路の開発も行っており、これらを組み合わせることで、湿度変動電池で駆動するワイヤレスセンサも開発しました。
現在、実用化に向けて寿命を延ばすための研究を行っています。

湿度変動電池で駆動するワイヤレスセンサ

湿度変動電池用の昇圧回路、蓄電回路
用途・展開先
IoTセンサの電源