高い柔軟性と耐久性で高付加価値情報の取得を実現する技術
ー 自由変形蛇行配線による高柔軟・高耐久センサデバイス ー
研究のねらい
介護・医療や中小製造等の現場では、深刻な人手不足で更なる自動化が求められています。
その重要技術の一つがセンシングであり、介護・医療等の人センシングでは皮膚とウェアラブルセンサの接触状態変化による誤検出の防止、
中小製造等の製造センシングではロボット外装へのセンサ簡易設置が課題となります。
これらの解決に向け、電気的性能を保ちつつ皮膚の動的変形や外装の立体形状に追従する柔軟耐久性(フレキシブル性・ストレッチャブル性)を
センサに付与する基盤技術を開発しました。
主な成果
蛇行配線を超柔軟材料で封止し、変形挙動を制御して配線内部のひずみを低減するデバイス構造を考案しました。
この配線で素子や電極を接続することで、デバイス全体に高い柔軟性と耐久性を付与することができます。
配線の性能評価では、伸長率125%で断線が生じるまで電気抵抗がほぼ変化しませんでした。
この配線を用いて、電気インピーダンストモグラフィ(EIT)による肺断層画像センサや、脈波伝播時間を利用した血圧変動センサ、
BiTe系熱電素子を用いた熱流センサ等を開発しました。
人・製造センシングの両方において、従来では難しかった高付加価値情報の取得を実現し、社会課題の解決に貢献していきます。
この配線で素子や電極を接続することで、デバイス全体に高い柔軟性と耐久性を付与することができます。
配線の性能評価では、伸長率125%で断線が生じるまで電気抵抗がほぼ変化しませんでした。
この配線を用いて、電気インピーダンストモグラフィ(EIT)による肺断層画像センサや、脈波伝播時間を利用した血圧変動センサ、
BiTe系熱電素子を用いた熱流センサ等を開発しました。
人・製造センシングの両方において、従来では難しかった高付加価値情報の取得を実現し、社会課題の解決に貢献していきます。

EITによる肺断層画像センサ

脈波伝播時間を利用した血圧変動センサ

BiTe系熱電素子を用いた熱流センサ
用途・展開先
医療・介護等での人センシング、中小製造等での製造センシング