薄膜分極ドメインの高速イメージングを実現する技術
研究のねらい
高い機能性(圧電性、焦電性、強誘電性等)を有する材料の開発の効率化に貢献する光学技術の開発を目指します。
これらの機能性材料は配向を持ち、配向の制御は高性能なデバイスの製造において重要です。
従来より、配向の観察には材料に電極を作製したり、プローブの針を接触させたりする必要があり、時間と手間がかかっていました。
本研究では、レーザーの特徴である「高強度の光電場」を活用し、機能性材料の配向を高速で可視化する技術に取り組みます。
主な成果
本研究では配向を反映した位相情報が含まれる第二次高調波発生(SHG)光の利用を検討します。
現在、SHG光を発生させるための超短パルスレーザー光源・集光レンズ・検出器の選定と光学系の構築が進行中です。
今後、位相情報の取得のための干渉計の構築、サンプルの走査システムを構築することにより 顕微鏡の空間分解能を有する配向イメージングの実現を目指します。
現在、SHG光を発生させるための超短パルスレーザー光源・集光レンズ・検出器の選定と光学系の構築が進行中です。
今後、位相情報の取得のための干渉計の構築、サンプルの走査システムを構築することにより 顕微鏡の空間分解能を有する配向イメージングの実現を目指します。

非線形分極の符号に基づく配向計測の原理
用途・展開先
機能性(圧電性、焦電性、強誘電性等)を有する材料の評価技術