太陽光発電の特徴4

暮らしの側で役に立ちます。

太陽光発電は、特有の長所をたくさん持っています。

たとえば、腕時計や庭園灯から、人里離れた場所や人工衛星に至るまで、様々な場所や規模で電力を供給することができます。蓄電装置をつけて独立した電源として利用した場合は、送電線の設置、燃料補給やメンテナンスのコストを削減したりできます。発電部に可動部分が無く、高信頼性です。また万一の修理やメンテナンスに要する期間も、比較的短期間で済みます。災害などの有事の際には、非常用電源としても活用できます(図1)。

送電網に接続(系統連系)した場合は、小規模な設備をたくさん分散して設置するので、一部が稼働不能になっても、影響は最小限に留まります。このため、全体でみた信頼性を高くできます。また同時に、天候などによる出力変動の影響も平滑化することができます。それでも残る変動については系統側で調整し、特に蓄電設備などを追加しなくても、実用上問題なく利用できることが実証されています。そのため、分散型の電源の導入による、系統全体の効率改善や、不測の事態に対する安全性の向上などのメリットを得ることができます(図2)。

このように太陽光発電は、私たちの日々の暮らしに様々な形で、独特の利益をもたらすことができる発電方式なのです。

(最終更新:2008年10月24日)

図1

↑図1 どこでも、どんな大きさでも利用できる

図2

↑図2 トラブル発生時における「集中型発電」と「小規模分散型発電」の比較

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