"血中鉛濃度に基づいた我が国の小児に対する鉛の健康リスク評価"
小林 憲弘, 吉田 喜久雄
産業技術総合研究所
日本衛生学雑誌, Vol.61 No.2 pp.295-295 (2006)
概要
2004〜2005年に静岡県立こども病院を受診した0〜15歳の小児294人を対象として、ICP-MSを用いて全血中鉛濃度を測定した。また、濃度分布から血中鉛濃度が有害性の発現が懸念される濃度である10μg/dLを超過する確率を求めた。さらに、実測からでは把握することのできない我が国の平均的な小児の血中鉛濃度および超過確率について、鉛の体内動態モデル(IEUBKモデル)を用いて推定した。
キーワード
鉛、リスク評価