"確率的生命価値の公的利用−英国と米国の場合−

岸本 充生

産業技術総合研究所

会計検査研究, 
Vol.31 pp.221-244 (2004) 


概要

米国と英国では,規制影響分析や公共事業の政策評価において,以前から費用便益分析が用いられている.死亡リスクを削減する規制や対策については,死亡削減便益を計算する必要があり,1人あたりの便益を確率的生命価値と呼ぶ.

米国と英国ともに20年前から公式値が定められており,それらの数字はたびたび変更が加えられてきた.本研究では,それらの数字の根拠を1次資料にあたって調査した結果である.

キーワード

確率的生命価値、費用便益分析、支払意思額、費用効果分析、規制影響分析、交通事故、大気汚染


化学物質リスク管理研究センター

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