"霧が大気汚染物質の挙動に与える影響についての数値シミュレーションによる解析"
井上 和也1, 安田 龍介2, 池田 有光2
1産業技術総合研究所
2大阪府立大学大学院工学研究科
3大阪府立大学名誉教授大気環境学会誌, Vol.37 No.5 pp.282-301 (2002)
概要
霧の鉛直構造,大気汚染物質の挙動に与える影響について気象モデルRAMSを用いた1次元数値シミュレーションによって調べた.モデルは実測による霧の内部構造を再現することを確認した.大気汚染物質の沈着量は,不溶性の物質でも,霧層下部の成層不安定化により,霧がない場合に比べて桁違いに増加することを示した.
キーワード
霧 沈着 数値シミュレーション 大気安定度