"東京湾のダイオキシン汚染:組成と汚染源推定

益永 茂樹1, 姚 元2, 高田 秀重3, 桜井 健郎4, 中西 準子5

1横浜国立大学
2科学技術振興事業団
3東京農工大学
4国立環境研究所
5産業技術総合研究所

地球化学, Vol.35 pp.159-168 (2001)


概要

都市ゴミや産廃焼却施設周辺の土壌や作物汚染などの発見を契機にダイオキシン類による環境汚染への関心が日本においても急速に高まり、ダイオキシン類対策特別措置法などの行政対策がとられてきた。この間、対策が急がれたため、ダイオキシン類汚染の実態の把握がないまま対策が先行していると思われる。著者らは汚染の実態をより総合的に把握すべく、ダイオキシン類に存在する多様な同族体・異性体組成に着目して、環境汚染解析を進めてきた。本論文では、東京湾流域に関する解析結果を中心に紹介する。

キーワード

dioxin, polychlorinated dibenzo-p-dioxin, polychlorinated dibenzofuran, isomer, homologue, congener, source identification, Tokyo Bay, sediment core, principal component analysis


化学物質リスク管理研究センター

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