"フタル酸エステル類を例としたマルチプルリスクの評価方法に関する検討"

荒川 千夏子1、伊藤 弘明2、益永 茂樹3、吉田 喜久雄1

1産業技術総合研究所
2国立がんセンター
3横浜国立大学       

 日本リスク研究学会第20回研究発表会 (徳島 2007/11/17)


概要

フタル酸エステル類は可塑剤等として広く使用されており,既往の研究により,複合的に暴露することが知られている。一方,動物試験から,フタル酸エステル類の経口暴露により,精巣毒性や肝毒性が見られている。そこで本研究では,尿中モノエステル濃度に基づく摂取量と有害性データから導出した毒性等価係数から,フタル酸エステル類の複合暴露による総リスクを判定した結果を発表する。

キーワード

フタル酸エステル,マルチプルリスク,リスク評価,毒性等価係数


化学物質リスク管理研究センター

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