"「リスク評価用次世代大気モデル」の開発と検証

井上 和也1、安田龍介2、吉門 洋1、東野 晴行1 

1産業技術総合研究所
2大阪府立大学工学部

第48回大気環境学会年会 (岡山県岡山市 2007/9)


概要

気象モデルRAMSに化学反応・沈着モデルを組み込んだオンライン型の気象・化学モデルをベースにして,2次生成も考慮できる「リスク評価用次世代大気モデル」を開発した。このモデルでは,気象パターン類型化手法の導入により,リスク評価でしばしば必要とされる長期間(年間以上)の平均濃度やある閾値を超過する濃度の出現確率などを比較的短時間で推定できるのが特徴である。オゾンなどを対象にして本モデルの現況再現性評価を行った結果,現況再現性は良好であることがわかった。

キーワード

リスク評価,気象・化学モデル,CB4,気象パターン,オゾン


化学物質リスク管理研究センター

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