"関東地方におけるオゾンの曝露・ヒト健康リスク評価"

井上 和也、篠崎 裕哉、吉門 洋、東野 晴行

産業技術総合研究所

  第48回大気環境学会年会 (岡山 2007/9)


概要

関東地方を対象に,大気中濃度と昼間人口の地域分布をもとにして,大気中濃度が,我々が採用した指針値(8時間平均値80ppb)を超過する確率(日数/日数)の昼間人口分布を推定した。超過確率がゼロより大きい昼間人口はほぼ100%であり,超過確率が6%以上の昼間人口も2%(960万人)程度存在すると推定された。以上のことから,現状の大気中濃度は,ヒトに対する有害性影響が懸念されるレベルであると考えられる。

キーワード

光化学オキシダント,オゾン,曝露評価,ヒト健康,リスク評価


化学物質リスク管理研究センター

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