"大気粉塵中に含まれるクロムの形態別分析"
豊田照子1、嶋田真次1、小野 恭子2
1島津テクノリサーチ
2産業技術総合研究所
日本環境化学会 (仙台 2006/6/20)
概要
大気中のクロム化合物は、有害大気汚染物質として公定分析法が定められているが、実際にはその化学形態により毒性が大きく異なる。大気粉塵中のクロム化合物のうち、産業由来で毒性の強いクロム酸鉛と、風化岩石由来で毒性の弱い三酸化二クロムを分別定量する方法を検討した。強アルカリ緩衝液で抽出し、イオンクロマト−ポストカラム吸光光度法で定量することにより、トレースレベルの六価クロム化合物を定量した。
キーワード
六価クロム,化学形態,PM2.5,イオンクロマトグラフィー,クロム酸鉛,三酸化二クロム