"ナノ粒子の分散化 -ナノ粒子の生体影響評価に向けて- " 

山本 和弘、遠藤 茂寿 、内田 邦夫、川崎 一

産業技術総合研究所
   

日本金属学会2006年秋期大会 (新潟大学 2006/9/18)


概要

近年、ナノテクノロジ−が研究段階から実用段階へ入ったことに伴い、ナノスケールの微粒子を用いた工業製品が市販されるようになった。ナノ粒子の規制・管理手法を確立するためにもナノ粒子の生体影響評価が強く求められている。現状のフラ−レンヤカ−ボンナノチュ−ブ(CNT)の生体影響についての報告では不純物や形状、サイズ等をきちんとキャラクタライズされているとは言い難く、そのために生体影響の結果も一致していない。そこでよく定義されたナノ粒子を用いた生体影響評価を開始した。ナノ粒子は強く凝集する傾向が強いため、生体実験のためにナノ粒子の分散化について検討した結果を述べる。

キーワード

ナノ粒子、電子顕微鏡、分散、粉砕。リスク評価 


化学物質リスク管理研究センター

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