"ニッケルの排出量および地域大気中濃度の推定

恒見 清孝, 川本 朱美, 東海 明宏

産業技術総合研究所 

日本リスク研究学会第18回研究発表会 (大阪府吹田市 2005/11/12)


概要

有害大気汚染物質であるニッケルの発生源特定を目的に、国内のニッケル排出量および地域大気中濃度を推定した。2002年度のPRTR排出量データに加えて、火力発電、石油精製、製鉄での重油燃焼に伴う排出、ゴミ、下水汚泥の焼却に伴う排出、自動車燃料からの排出を想定した。また、有機化学物質に有効な大気拡散モデルを金属に適用して、排出量から関東地域の大気中ニッケル濃度を推定し、実測値と比較した。その結果、固定発生源における石油製品の燃焼に伴う排出が主要な発生源であることを明らかにした。また、大気拡散モデルの推定値と実測値の相関がよく、モデルを金属に適用するためのパラメータ設定の妥当性を明らかにした。

キーワード

有害大気汚染物質、PRTR、大気拡散モデル、金属、環境中濃度


化学物質リスク管理研究センター

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