"東京湾におけるTBTのアサリに対するリスク評価

堀口 文男1, 伊東 永徳2, 大川 健2, 市川 哲也3, 中田 喜三郎1

1産業技術総合研究所 
2(株)サイエンスアンドテクノロジー
3(株)中電シーテイーアイ

海洋理工学会平成17年度秋季大会 (京都 2005/10/13)


概要

曝露マージン(MOE)法を用いて、東京湾におけるTBTのリスク評価を行った。リスク評価は個体レベルで行い、対象生物として東京湾に生息するアサリ(Ruditapes philippinarum)を選定した。TBTの濃度は、3Dの流動モデル、生態系モデル、化学物質運命予測モデルを用いて推定した。1990年、2000年、2007年におけるアサリに対するMOEを推定した。その結果、いずれの場合もリスクはなく、東京湾におけるTBTのリスクは低下傾向にあることが示された。

キーワード

リスク評価、TBT、アサリ、東京湾、3次元流動モデル、生態系モデル、化学物質運命予測モデル


化学物質リスク管理研究センター

独立行政法人 産業技術総合研究所