"有害大気汚染物質の主要排出点源周辺濃度評価" 

吉門 洋, 東野 晴行

産業技術総合研究所

第46回大気環境学会年会 (名古屋 2005/9/7)

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概要

平成8年の大気汚染防止法改正により有害大気汚染物質対策が導入され、対象となる排出事業者団体による自主管理計画が推進されてきた。近年の周辺濃度実態を把握するためにPRTR排出量データを用いた拡散シミュレーションを行って年平均濃度を推算し、モニタリング結果による検証を行った。広域平均濃度の算定にはAIST-ADMERモデルを用い、排出源周辺濃度はMETI-LISモデルによった。排出条件の詳細に関するデータは入手できなかったため、単純化した仮想条件によって計算したが、検証結果は概ね良好で、PRTRデータと使用したモデルの信頼性が確認されるとともに、自主管理計画の推進が効果を挙げていることが示された。

キーワード

有害大気汚染物質、排出自主管理、発生源近傍濃度、METI-LISモデル