"水田土壌における残留性有機汚染物質の経年変化について(1) POPs全体について

小林 淳1, 梶原 秀夫2, 高橋 敬雄3

1国立環境研究所     
2産業技術総合研究所 
3新潟大学

第14回環境化学討論会 (大阪 2005/6/16)


概要

秋田県(一部岩手県)の米代川流域に位置する複数の水田を対象に、1980年前半と2000年代前半に採取した土壌中の残留性有機汚染物質(POPs)に属する11の化合物群の濃度を測定した。各化合物群の物性と残存率(2000年代前半濃度の1980年前半濃度の比)には、水への溶解度が低く、オクタノール−水分配係数が大きく、蒸気圧の低い化合物群ほど残存率が大きいという傾向が見られた。

キーワード

ダイオキシン、PCP,CNP,水田、土壌、物質収支、残存、水溶解度、オクタノール−水分配係数


化学物質リスク管理研究センター

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