"東京湾におけるTBTの底泥への蓄積モデルについて"
山本 譲司, 中田 喜三郎, 堀口 文男
産業技術総合研究所
海洋理工学会平成16年度秋季大会 (京都 2004/10/15)
概要
海域における化学物質の底泥への蓄積モデルを開発し、東京湾におけるTBTの底泥への蓄積に適用した。計算は船底塗料としてTBTの使用が増加した1971年から1999年までを対象として実施した。
その結果、底泥における分解は冬季より夏季の方が大きかった。これは水温の上昇により生物分解が活発になったからである。また、底泥からの再懸濁量は沈降量の6〜15%であった。
キーワード
TBT、化学物質、底泥蓄積モデル、東京湾