"テレビ媒体を利用した個人曝露量調査とアンケート調査の統計学的解析

篠原 直秀1, 井上 靖雄2, 瓜生務2, 倪悦勇2, 奥泉 裕美子2, 新井 英敬2, 山本 真理子2, 堀越 玲子3, 熊谷 一清2

1産業技術総合研究所
2東京大学
3日本女子大学

室内環境学会,日本環境管理学会 (東京 2004/10/9)


概要

テレビ媒体を通して条件付きで協力者を募集することにより、すでに過敏症と断定されている患者や室内空気質に無関心な層を除いて被験者を集め、住環境や行動,症状に関するアンケート調査と曝露量調査を行った。

テレビ媒体を告知に利用して得られた今回の被験者は、室内空気質に関心を持つ集団であったために、非意図的/意図的な化学物質との接触・曝露を避けようとしている傾向が確認された。

しかしながら、そういった意識の下で生活においても、個人曝露量に対する室内滞在時間の寄与は大きく、排出源対策だけではなく、換気のように室内での曝露レベルを低減させる対策の重要性が浮き彫りになったといえる。

キーワード

Personal Exposure, Questionnaire Survey, Statistical Study, VOCs, Carbonyl Compounds 


化学物質リスク管理研究センター

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